コンジローマの治療方法 | コンジローマにかかってしまったら

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コンジローマの治療方法

コンジローマの治療方法に内服薬の選択はありません。
コンジローマの内服薬はまだ開発されていないのです。
したがって、現在医療機関で受けられる治療はすべて、外的な治療になります。
コンジローマの再発率が高いのは、外的な治療しかないという面にもあります。
外的な治療では、眼に見えていない部分に原因菌が残る可能性が十分にあり得るのです。
そのため、眼に見える範囲よりも広めに施術されることが多いのです。

外的な治療の中でも再発リスクを減らす役目を果たす治療方法があります。
それが、クリームによる治療です。
数ある治療方法の中でも最も簡単なものです。
ただし、効果が穏やかなので、悪化して増殖拡大したイボには、追いつかないことも少なくありません。
イボが大きかったり範囲が広かったりする場合には、イボそのものを除去しなくてはなりません。

凍結法は、液体窒素によってイボを凍結させて取り除く方法です。
綿棒に液体窒素を染み込ませてイボを凍結させます。
凍結させることによってイボを破壊して取り除きます。

レーザー療法は、炭酸ガスレーザーでイボを除去する方法です。
いわゆる蒸散という方法でイボを散らしてしまいます。
局所麻酔か腰椎麻酔をかけます。
あらゆるイボに対応できます。
治療後は、びらん、潰瘍、疼痛、赤み、色素沈着などが起きることが多いようです。
この症状は長い場合数カ月続くことがありますが、徐々になくなっていきます。

電子メス療法は、電気メスでイボに通電させてイボを焼きとる方法です。
局所麻酔を行います。
治療後は、熱傷、びらん、潰瘍、疼痛等が起きますが、徐々になくなっていきます。

切除手術は、メスでイボを切り取る方法です。
局所麻酔を行い、イボを取り除いて傷跡が大きい時には縫合を行います。
この方法では、傷跡が残る可能性があります。
広い範囲を深く切除することが可能なので施術自体は一か所一回で済むことが多いのです。
また、びらん、潰瘍、疼痛等も起きることがあります。
縫合跡が残るのが気になるところです。

コンジローマの治療中は、感染リスクがなくなっていないので性行為は止めます。
特に、凍結法、炭酸ガスレーザー、電子メス、切除術の治療では傷跡やびらんなどが残るので、性行為はをすると予後が悪くなることが考えられます。
いつまでも、傷やびらんを長引かせると、傷跡が残ったりして見た目にも問題が出る可能性があります。
事後大きなコンプレックスを持つことにもつながりかねません。
コンジローマの治療中は性行為をしないというパートナーの理解を得ることも大切です。