性感染症は泌尿器科に継続通院する必要がある? | コンジローマにかかってしまったら

HOME » コンジローマにかかったら » 性感染症は泌尿器科に継続通院する必要がある?

性感染症は泌尿器科に継続通院する必要がある?

泌尿器科での治療は

性感染症・性病とは、性行為を介して皮膚や粘膜から感染・伝播する疾患の総称で、性器クラミジア感染症・淋病・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス・梅毒などが日本で多くみられます。

主な症状は、性器のかゆみや痛み、おりものの臭い・色・量の変化、イボや潰瘍、尿道からの膿の漏出や排尿時の痛み、下腹部痛などがあげられるのです。

ただ、性器クラジミア感染症の多くやHIV感染症のように無症状で経過する場合もあるので、多少なりとも異常がある時には産婦人科か泌尿器科を受診することをおすすめします。

産婦人科や泌尿器科を受診する際は、性行為によりうつる病気なためパートナーにも感染していると考えるべきで、その為受診・検査は二人一緒に行う必要があるのです。

また、恥ずかしいという意識が働いて産婦人科や泌尿器科でうまく説明できないことがあるので、いつからどのような症状があったかなどを整理しておきましょう。

その理由は、性感染症・性病の診察で重要なのは、いつからどのような症状があったのか、また原因となる性行為はいつごろで、相手は誰なのかということだからです。

ちなみに医者は、必要な情報以外について根掘り葉掘り確認することはないので、聞かれたことに落ち着いて答えましょう。

それから先にも触れましたが、ほとんど症状のないものもあるので、感染の機会のある人や心配な人に関しては、産婦人科や泌尿器科で定期的に検診を受けると安心です。

継続して通院し治療することが大切

治療中は症状がなくなって消えたとしても自己判断で治療を中断しないで、医師の指示があるまではきちんと継続して病院に通院することが大切です。

特に尖圭コンジローマは、目に見えるイボが消えてなくなっても、3ヶ月以内に約25%の人が再発するといわれています。

これは、潜伏しているヒトパピローマウイルスが時間の経過と共に新たなイボとなるからです。

その為、尖圭コンジローマの治療後約3ヶ月間は、産婦人科や泌尿器科に継続通院して再発していないかを確認してもらう必要があります。

またウイルスが原因で尖圭コンジローマは起こる病気なため、ウイルスに対する抵抗力となる免疫力が低下して、ウイルスの活動が抑えられなくなりイボが出てくることも考えられるのです。

ですから、疲れやストレスを溜め込まないことや風邪などで体力を落とさないというのも、尖圭コンジローマの再発を予防するために重要なポイントになります。