コンジローマの自覚症状 | コンジローマにかかってしまったら

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コンジローマの自覚症状

コンジローマは、早期に自覚症状があらわれない性病です。
自分が感染しているのではないかと気づくのは、コンジローマの特徴である、イボが相当大きくなってからです。
イボが手に当たったり、眼に見えるようになって初めて気が付くのです。
コンジローマと自覚がない場合には、普通に性行為をしてしまうので、感染する機会も多くなってしまいます。

イボができる場所によっては、下着にこすれて傷んだり、炎症を起こして痒くなったりすることがあります。
基本的に、イボができる場所は肛門の周りや性器付近です。
また、感染経路によっては、口の中やのどにできることがあります。
のどにできた場合には、それが性病と気づく人は非常にまれです。
イボの存在に気づいても扁桃腺炎や口内炎ととらえる人がほとんどです。
売薬や耳鼻科の診断に頼ることが多いのです。
口腔内にイボができている場合、性器にもイボが出ていることは普通に考えられます。
ただ、性器に出ているイボと口やのどにできているイボが同じ性病のサインと気づく人はまれでしょう。

女性の場合には、性器の形状が複雑なためイボを自分で見つけることも難しいのです。
おりものの色が濃くなったり、粘り気が出たりすることがあります。
しかし、必ずしもおりものに影響するとは限りません。
また、おりものの状態は個人差が非常に大きいので、それを病気のサインと感じない人も少なくありません。
実際に、コンジローマかもしれないと医療機関を訪ねるのは、男性が圧倒的に多いのです。
感染率自体は男女差がありません。
女性がいかに、コンジローマの感染に気付きにくいかを現す事実です。

しかし、コンジローマ感染で大きなリスクを抱えているのは女性です。
妊娠中にコンジローマに気が付いたときには、出産までに治療を終わらなければなりません。
コンジローマを発症した状態で出産すると、赤ちゃんに感染してしまう可能性があるからです。

コンジローマは治療に時間がかかる病気です。
また、妊娠時には薬物には特に注意が必要です。
このことを考えあわせると、女性こそコンジローマの定期検診を受けるべきだと考えられます。
もちろん、妊娠は女性だけの問題ではありません。
父親であるパートナーも一緒に検査を受けて初めて、コンジローマの感染を予防できます。

コンジローマは潜伏期間が長く自覚症状がないという厄介な病気です。
放置されてしまうことが非常に大きいのです。
しかし、コンジローマを放置すればやがてはイボは拡大し範囲が広がって勢いを止めることが難しくなっていきます。
放置期間が長ければ長いほど、治療に時間がかかり費用も多くかかってしまうのです。