コンジローマは完治するの? | コンジローマにかかってしまったら

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コンジローマは完治するの?

コンジローマの治療は、クリームによる治療のほかに、切開手術による除去、電気メスによる焼灼、炭酸ガスレーザーによる蒸散、液体窒素による凍結療法などがあります。
この中でも、再発の可能性を減らす効果があるといわれているのがクリームによる治療です。
クリームによる治療では、ごく初期段階で、イボが1,2個ぐらいの場合でも2週間程度かかるといわれています。
目立つような大きなイボなら4カ月程度もかかるといわれています。

この治療期間はあくまで、イボが除去される期間のことです。
コンジローマの原因菌が完全に体から除去される事とは少し違う話になります。
コンジローマのイボが完全になくなったとしても、これから出ようとするイボが肌の中に隠れている可能性はあるのです。
イボを完全になくしたと思った、一か月後に新しいイボが見えてくるといった話は珍しいことではありません。

コンジローマの治療で完治したと判断されるのは、治療終了後3カ月間再発がない場合です。
しかし、実際には4か月後に再発した例もあります。
そのため、医師によっては1年間再発が見られなかった場合に初めて完治したと考える人もあります。
こう考えると、コンジローマは本当に完治するのかと心配になります。
しかし、多くの医師がコンジローマは完治する病気だと断言しています。

コンジローマの治療はとても根気のいるものです。
一見治ったと見えても、自己判断で治療を中断すると、しつこい再発を繰り返すことになってしまいます。
また、再発というよりは、再感染の場合も考えられます。
コンジローマは、自覚症状のない性病です。
そのため、パートナー同士で片方の人が再発してしまえば、もう片方の人は一旦完治しても再感染を繰り返すことは考えられます。
コンジローマのウィルスは一度感染しても抗体ができることがないのです。
コンジローマ治療中の性行為を慎むということはとても重要なことなのです。

残念なことに、現状、完全に再発リスクを無くす治療は開発されていません。
再発率を低くするためには、健康な生活を送り抵抗力を強くしておくことが大切です。
過労や強いストレスを避け、質の良い睡眠を十分にとって、栄養バランスのいい食事をすることが大切です。
お酒の飲み過ぎや喫煙は抵抗力を弱める大きな原因になります。
アルコールやニコチンを無毒化するために、肝臓はフル稼働しなければなりません。
そのため、体全体の抵抗力が弱ってしまいます。